
Eプレゼンスのスタッフが、社外で私たちの生成AIの使い方をお話しすると、
「まさしく、それをうちでもやってほしい」
「生成AIって、そんなふうにも使えるんですね」
と言っていただくことがあります。
生成AIは、文章を作るだけのツールではありません。経営者の壁打ち、企画や提案、情報整理、業務改善、バックオフィス、システム開発や業務の自動化など、会社の仕事そのものに関わる使い方ができます。
ただし、会社に生成AIを導入するとき、最初から全社員へ同じ使い方を広げればよいわけではありません。
D:HUBでは、まず経営者が使い、経営者を中心とした小さな推進チームで実践しながら、その会社に合った使い方をつくっていくことが重要だと考えています。
目次
1. まず、経営者が生成AIを使ってみる
会社として生成AIを導入するなら、まず経営者自身が使ってみることをおすすめしています。
経営者が実際に使うことで、「何に使えるのか」「どこまで任せられるのか」「何が危ないのか」が、自分の経験として分かってきます。
特に経営者の仕事では、答えを作ってもらうだけでなく、考えを整理する、別の視点を出してもらう、判断材料を増やす、といった使い方ができます。
生成AIをどう会社に取り入れるかを決める人自身が、まず使ってみる。そこが最初の一歩です。
2. 経営者を中心に、社内の推進チームをつくる
次に、経営者だけで進めるのではなく、社内に小さな推進チームをつくります。
たとえば、次のようなメンバーです。
経営者・経営層
実際の業務をよく知っている人
デジタルに比較的強い人
社内の調整やルールづくりに関われる人
大切なのは、「AIに詳しい人だけを集める」ことではありません。
経営判断と現場の実務、社内ルールをつなげられるメンバーで、まず小さく試します。
その中で、「この会社ではどこに使えるか」「どこまで使わせるか」「どんな成果が出たか」を整理し、社内に広げるための土台をつくります。
経営者が、AI活用の方向を示し続ける
D:HUBが「経営者を中心に進める」ことを重視する理由と重なる講演があります。孫正義氏は「SoftBank World 2026」の特別講演で、経営者にとって重要なのは「ビジョンと戦略」であり、AI活用への意思を経営者自身が示し続けることの重要性を語っています。
約1時間の講演ですが、特に55分30秒頃からの内容は、「まず経営者が使い、経営者を中心に社内へ広げる」というD:HUBの考え方と重なります。
3. Eプレゼンスでは、生成AIをこんなふうに使っています
Eプレゼンスでは、生成AIを日常の経営と実務の中で使っています。
活用例
経営者の壁打ち・判断整理
企画や提案のたたき台作成
情報整理・調査・レポート作成
文章や資料の構成整理・たたき台作成
クライアントのバックオフィス業務
社内での考え方・判断基準の共有
業務の一部自動化の仕組みづくり
アプリ開発
デザイン業務でのデザインサンプル生成
Webサイトのコーディング作業
ただし、私たちも最初から今の使い方ができたわけではありません。
使ってみて、違和感を感じ、指示を変え、役割を変え、失敗しながら「どう使うと自分たちの仕事に合うか」を見つけてきました。
生成AIは、使いながら育てる道具だと考えています。
4. 生成AIは、全員に同じ使い方をさせればいいわけではない
生成AI活用というと、業務ごとに使い方を分けるイメージがあります。しかし、同じ業務をする人の中でも、経験、得意・不得意、判断力、思考の癖、言語化力は一人ひとり違います。
そのため、「全員がこのプロンプトを使えばいい」「全員に同じ研修をすれば使えるようになる」という進め方では、うまくいかないことがあります。
【文章を書くのが得意な人】
AIにゼロから書かせるより、構成整理や別案づくりに使った方が、強みを活かせることがあります。
【情報整理が苦手な人】
頭の中の材料をAIと一緒に整理することで、仕事が進めやすくなるかもしれません。
大切なのは、その人の得意・苦手・経験・特質に合わせて、「その人ならではの使い方」を見つけることです。
5. 生成AIを使えば、誰でも高品質なアウトプットが作れるわけではない
ここは、会社で生成AIを使ううえで重要な注意点です。
生成AIを使うときの注意点
判断軸がないと、AIの出力をそのまま正しいと受け入れやすい
完成イメージがないと、一般的なアウトプットになりやすい
違和感を言語化できないと、適切な修正指示を出しにくい
評価する力が弱いと、出力の良し悪しを判断しにくい
任せる範囲を見極めないと、自分で考える力まで手放しやすい
強みまでAIに任せると、その人らしい価値が薄れやすい
生成AIは、その人の思考や判断力を補うことはできます。
しかし、元々ない判断軸まで自動で与えてくれるわけではありません。
だからこそ、「生成AIを使えるか」だけでなく、「生成されたものを判断できるか」も、企業でのAI活用には欠かせません。
6. 実務で使いながら、推進チームが社内の使い方を支える
D:HUBでは、研修を受けることをスタート地点にはしていません。
まず推進チームが実際の業務で使い、会社の中で使えそうな場面を見つけます。
そこで得た活用事例や注意点を共有しながら、社員一人ひとりが「自分の仕事ではどう使えるか」を考えられるように支援していきます。
必要に応じて研修を行うこともありますが、目的は研修を受けることではありません。
実務で使い続けられる人を増やし、困ったときに社内で相談できる状態をつくることが目的です。
7. ルールも使い方も、実践しながら更新する
生成AIの社内利用ルールは、一度つくって終わりではありません。
実際に使ってみると、「ここはもっと自由に使ってもよい」「この情報は入力させない方がよい」「この確認は必要」といったことが見えてきます。
使い方も同じです。
最初は文章作成だけだったのが、情報整理、企画、業務改善、経営の壁打ちへと広がることもあります。
会社の中での生成AI活用は、実践と振り返りを繰り返しながら育てていくものです。
8. 最終的には、社内で生成AI活用を改善し続けられる状態へ
D:HUBが目指しているのは、外部の支援がなければ生成AIを使えない会社ではありません。
経営者と推進チームを中心に、社員がそれぞれの仕事に合った使い方を見つけ、活用事例を共有し、ルールや使い方を自分たちで改善できる状態を目指します。
生成AIは日々変わります。
そのため、すべてを社内だけで追う必要もありません。大きな変化や新しい使い方、セキュリティ面など、必要なときに外部の知見を使いながら、自社で判断できる状態をつくることが大切です。
9. D:HUBの特徴は、その会社独自の生成AI導入の形を提案すること
生成AI導入は、全社員にアカウントを配り、同じ使い方を教えることではありません。
会社によって、目的も、業務も、組織体制も、社員一人ひとりの得意・苦手も違います。だから、導入の正解も会社ごとに違います。
D:HUBでは、決まった導入方法を当てはめません。
まず経営者が使ってみる。経営者を中心に推進チームをつくる。小さく実践する。そのうえで、業務内容、組織体制、人材の特質、セキュリティ面、目指す成果を見ながら、その会社に合った進め方を考えます。
そして、一人ひとりに合った生成AIの使い方まで含めて、実務の中で一緒につくっていきます。
「その会社独自の生成AI導入の形を提案する」。
これが、D:HUBの生成AI導入支援の最大の特徴です。
- 会社に生成AIを導入したいけれど、何から始めればいいか分からない
- 個人利用から、会社としての活用へ進めたい
- 安全面も整理しながら、実務で成果を出したい
そんな段階から、ご相談いただけます。
