自社の仕事の中で、生成AIに任せられる業務はどう見つければいい?

2026年9月19日

生成AIに任せられる業務は、
「AIに何ができるか」から探すのではなく、自社の仕事を整理することで見えてきます。

特に見つけやすいのは、

  • 時間がかかっている仕事
  • 情報を整理する仕事
  • 考えるのに時間がかかる仕事
  • 繰り返し行う仕事
  • 誰か一人に依存している仕事

です。

ただし、すべてをそのままAIに渡せるわけではありません。仕事の手順や判断基準が言葉になっていないと、AIも何をすればよいのか分からないからです。

1. まず「AIに何ができるか」ではなく、自社の仕事を見る

生成AIを使い始めると、「メール作成」「議事録」「文章作成」など、できることの一覧に目が向きがちです。

でも、同じ仕事でも会社によってやり方は違います。

誰が担当しているのか、どんな情報を使うのか、どこで判断が必要なのかも違います。

だから私たちは、最初に生成AIの機能一覧を当てはめるのではなく、実際の仕事を見ます。

まず探してみたい仕事

時間がかかる

時間がかかっている仕事

情報整理

情報を集めたり整理したりする仕事

企画・提案

考えるのに時間がかかる仕事

繰り返し

何度も繰り返している仕事

属人化

誰か一人しか分からない仕事

こうした仕事の中に、生成AIで時間を短縮したり、考える負担を減らしたりできる候補があります。

2. AIは「言葉になっていない仕事」はできない

一方で、「この仕事をAIに任せたい」と思っても、すぐには任せられないことがあります。

その人は当たり前にやっていても、「なぜそう判断したのか」「どこを見ているのか」「どういう順番で進めるのか」が言葉になっていない仕事です。

人は、経験や勘、過去のやり取りをもとに、無意識に判断しながら仕事をしています。

生成AIに仕事を任せるには、その暗黙の判断をある程度、言葉にする必要があります。

たとえば、単に「提案書を作って」と伝えるだけでは、その会社らしい提案書にはなりません。

誰に提案するのか、何を大切にしている会社なのか、どんな提案なら採用するのか。そうした前提や判断基準が必要です。

3. 仕事を3つに分けると見つけやすい

私たちは、仕事を大きく3つに分けて考えると、生成AIに任せられる範囲が見えやすくなると考えています。

今すぐAIに任せられる仕事

手順や判断基準を整理すればAIに任せられる仕事

人が判断した方がよい仕事

最初から「全部AIに任せる」必要はありません。

一つの仕事の中でも、情報収集はAI、たたき台づくりはAI、最終判断は人、と役割を分けることができます。

大切なのは、AIに任せることそのものではなく、人がやるべき仕事に時間を使える状態をつくることです。

4. 業務整理そのものにも生成AIは使える

ここで面白いのは、「仕事を言葉にする作業」自体にも生成AIを使えることです。

1. 説明する

担当者に普段の仕事を説明してもらう

2. 質問してもらう

抜けている手順や判断基準をAIに聞き返してもらう

3. 整理する

業務の流れや簡単なマニュアルを整理する

そうすると、生成AIに任せるための準備をしながら、同時に属人化していた仕事も見えるようになります。

生成AI導入は、単に仕事をAIへ置き換える話ではありません。

「そもそも、この仕事はどう進めているのか」を見直すきっかけにもなります。

5. D:HUBでは、実際の仕事を一緒に見ながら探します

D:HUBでは、「この業務ならAIが使えます」という一般的な一覧を渡して終わることはしません。

経営者や推進メンバーと一緒に実際の仕事を見ながら、どこに時間がかかっているのか、どこに判断があるのか、どこが属人化しているのかを整理します。

そのうえで、小さく試しながら、

今すぐ使えるところ

少し整理すれば使えるところ

人が残した方がよいところ

を見つけていきます。

会社によって、生成AIが一番役に立つ場所は違います。だからこそ、実務を見ながら探すことが大切だと考えています。

生成AIを導入することが目的にならないために

自社の仕事の中で生成AIに任せられる業務を見つけるには、AIから考えるのではなく、自社の仕事から考える。

そして、言葉になっていない仕事は、まず整理する。

私たちは、この2つが大切だと考えています。

生成AIを導入することを目的にするのではなく、人が本来やるべき仕事に時間を使えるようにする。そのために、どこをAIに任せるのかを一緒に見つけていきます。

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